2016.11.7
今週末は、1泊2日で北アルプスの燕岳(標高2,763m)に登ってきました。
燕岳と書いて、「つばくろ」岳と読みます。燕岳の魅力といえば・・・「北アルプスの女王」と形容される山そのものの姿、稜線の絶景、燕山荘の快適さ、ライチョウに出会える確率の高さ、夏のコマクサ、イルカ岩・メガネ岩などの花崗岩の造形美 等々・・・
素晴らしい山です!
基本的な登山ルートは、安曇野市中房温泉の登山口から合戦尾根という尾根筋にあります。「北アルプス3大急登」の1つと言われると妙に警戒してしまいますが、休憩するのに絶妙な間隔でベンチが設置されていて、各ベンチに必ず座って行けば、それほど苦しまずに登れてしまう不思議な登山道です。初めての北アルプス登山に選ばれることも多く、私自身、初めて登ったアルプスが燕岳でした。
今回は、夕日と朝日を楽しむために稜線の山小屋「燕山荘(えんざんそう)」にお世話になりました。燕山荘は、100年近い歴史を持ち、美しい木目の柱やステンドグラス照明など、どことなく大正ロマンの香りがするおしゃれな山小屋です。
標高2,700mの稜線から雲海と富士山を眺めて、ケーキセットや生ビールを味わう贅沢さは、何物にも替えがたいものです。美味しい夕食の後は、安全登山やライチョウに関するオーナーの講話を聴くこともできますし、ホルンの生演奏を楽しめる日もあります。
日帰りで登ってしまう方も結構いますが、是非一度泊まってみてください。
下山後は、登山口脇の中房温泉や駐車場にほど近い有明荘で汗を流すのがお勧めです(有明荘の露天風呂につかってきました)。
(注)
今日ご紹介しながら恐縮ですが、これから先は冬山の領域になりますので、冬も登るよ!という方以外は来年の夏を待って登ってみてください。7月には、可憐なコマクサも待っています。